センバツ開幕 福知山成美も甲子園を堂々行進
2019年03月23日 のニュース

第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。午前9時から開会式が行われ、福知山成美ナインも堂々と入場行進。「平成最後」のセンバツが始まった。成美の初戦は26日第1試合(午前9時開始予定)。筑陽学園(福岡)と対戦する。
シンガーソングライター・槇原敬之さんの「世界に一つだけの花」に「どんなときも。」のメロディーを組み入れて編曲した行進曲に合わせて、前年度の優勝校・大阪桐蔭、準優勝校・智弁和歌山に続き、九州地区から北海道地区までの出場校が順番に、甲子園の地に足を踏み入れた。
選手は、ライト側からグラウンドに入場し、一塁線から本塁を回り、三塁線を超えて外野の芝生に入り、センター方向に整列。スタンドからは選手が前を通るたび、大きな拍手が送られた。選手たちは国旗、大会旗掲揚のあと、内野付近まで前進。選手宣誓などが行われた。
成美は5年ぶり3回目のセンバツ。開会式では近畿勢の市立和歌山、明石商、履正社に続いて、全体の17番目に入場した。
プラカードを持った吉岡波輝選手(2年)=長尾中出身・堺市=を先頭に、全員で腕の振りを合わせ、時折笑顔も見せながらグラウンド内を元気よく行進した。
地元・福知山は昨夏、大雨による水害に遭った。そのような状況でも地域の人たちから練習や試合で温かい声援を受けた。その感謝の気持ちをプレーで伝えたいと、選手たちは心をひとつにし、甲子園で成美旋風を巻き起こす。
センバツは32校が出場して、12日間(準々決勝翌日の休養日を含む)にわたり行われる。雨天順延だが、順調に進めば4月3日が決勝戦となる。
写真=堂々と入場行進する福知山成美ナイン(23日午前9時10分ごろ)