長年の固定構図一変、混戦模様に 京都府議選福知山市選挙区

2019年03月23日 のニュース

 京都府議会議員選挙の告示日(29日)まであと1週間になった。定数2の福知山市選挙区は、構図がこれまでとは一変する。自民党は現有2議席確保をめざして現職2人が立ち、共産党と立憲民主党がそれぞれ新人1人を擁立して議席奪取に挑む4氏の争いになる公算。混戦模様になりそうだ。

 立候補を予定しているのは、3選をめざす自民党公認の井上重典氏(72)=公明党推薦=▽昨年4月の補選で初当選した自民党公認の家元優氏(63)=公明党推薦=▽前福知山市議で共産党公認の大槻富美子氏(68)▽前福知山市議で立憲民主党公認の塩見聡氏(45)。

 これまでの福知山市選挙区は、保守分裂戦はあったものの、大筋の情勢に変化はなかった。現福知山市長の大橋一夫氏の父親が8期、その地盤を引き継いだ大橋氏が3期続けて1議席を固め、自民公認候補がもう1議席を取る流れが長く続いていた。

 現在は、大橋氏が市長選出馬のため府議を辞職したことに伴う先の補選で自共対決を制した自民が、2議席を獲得している。

 今回の府議選の動向の鍵を握るのが大橋氏に入っていた票の行方。直近3回(07年、11年、15年)の大橋氏の得票数は1万4千票前後で、いずれもトップ当選だった。これに次ぐ自民候補は9千票前後だったことから、大橋票の行き先に各陣営は神経をとがらせる。

 大橋氏は、府議選に臨む際には旧民主党の推薦を受けて無所属での出馬だった。その後の市長選では、政党推薦を受けずに無所属で戦い、自公推薦、旧民進党支持の現職を破って勝利している。立場が変わる今回の府議選では、市長として自民の現職2人を推薦する。

 自民は、井上、家元両陣営ともに国、府、市のパイプの太さを打ち出す。複数の国会議員が福知山へ精力的に入り、それぞれの決起集会では府知事と市長も駆け付けて応援演説に熱を注いだ。

 2議席維持へ重点地域を分けているが、両陣営は「本当に厳しい戦い」と危機感を隠さず、それぞれの陣営内を引き締める。

 共産、立憲民主は「自民の2議席独占でいいのか」と対立軸を鮮明にする。

 共産は、先の補選に続いて大槻氏が2度目のチャレンジ。前々回、前回の府議選(本選)での共産公認候補の得票数は4千票台。昨年4月の補選で府議選に始めて挑んだ大槻氏は、敗れはしたものの9千票超を得た。これを追い風に勝機を探るが、自共二者対決だった補選時とは異なる状況に陣営は警戒感を強める。

 立憲民主は、当初は党推薦の無所属で出馬を予定していた塩見氏を公認候補に切り替えて態勢を整える。市内に活動拠点を置く国会議員が支援に回るなど、支持拡大への動きを見せている。

 新たな局面を迎える府議選福知山市選挙区は29日告示、4月7日投開票。

 

写真=府議選に向けて各陣営が士気を高めている(画像に処理を施しています)

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