甘く熟したイチゴ狩り ふくやまファーム
2019年02月13日 のニュース

イチゴ狩りのシーズンを迎えた。京都府福知山市戸田の農園、ふくやまファームには各地から多くの人たちが訪れ、暖かいビニールハウス内で、もぎたてのイチゴを味わっている。
由良川に近いふくやまファームでは、これまで何度も水害に遭ってきた。昨夏の7月豪雨ではハウスが浸水し、泥がたまるなどの被害を受けた。
高台にある4棟のハウスで育てていた苗は無事だったが、そこよりも低い場所にある別の8棟が浸水した。親株から子株を採って苗にすることができなくなった。このため不足分は他地域から取り寄せて育て、間に合わせた。
現在、章姫や福娘、紅ほっぺなど7種類約4万株を栽培。イチゴ狩りは、訪れた人たちがいっぱい食べられるようにと、多く実っているハウスを開放している。
土、日曜、祝日は遠方から訪れる人が多い。9日は午前10時のオープンとともに、親子連れらがハウス内に入り、赤く熟したイチゴを摘んで食べた。
京都市上京区の会社員、花登久貴さん(43)は家族4人で来園。「他のイチゴ園と比べ、ここは広くて混み合っていないので、実が取りやすい。実は甘くておいしいです」と喜んでいた。
ふくやまファームでのイチゴ狩りは5月中旬まで。30分の時間制で、入園料は大人(中学生以上)1700円▽小学生・70歳以上1500円▽幼児1300円▽2歳以下は無料(保護者同伴が必要)。時間は毎日午後3時まで。
問い合わせはふくやまファーム、電話0773(27)0954へ。
写真=イチゴ狩りをする親子連れ(9日)