京産大の学生たちが福知山のガイドブック作成
2024年05月05日 のニュース
京都市北区、京都産業大学文化学部4年生の学生8人が、福知山市を紹介するガイドブックを作成した。A4判カラー刷りの12ページで、「伝統と自然のまち福知山」とし、三段池公園や大江山、お薦めのラーメン店、カフェなど、学生たちが実際に現地を訪れた感想とともに、福知山の魅力を伝えている。
京都府の「学生とともにのばす京都プロジェクト共同事業」に採択されて実施。平竹耕三教授のゼミ生がプロジェクトチームを作り、福知山のガイドブック作りに取り組んだ。観光資源の再価値化、発掘と発信、若者を地域へ呼び込むことなどを目的にした。
学生たちは昨年6月から今年1月まで、4人ずつの2グループに分かれて何度も福知山を訪れ、京都大呂ガーデンテラス、丹波生活衣館、日本の鬼の交流博物館などを取材。「三段池公園までのサイクリングは特におすすめ」「大呂はキャンプやバーベキューもでき、手ぶらでも楽しめます」「冬の大江山は雪がすごい」といった紹介文を載せている。
ガイドブックは1800部作り、京産大の学生たちに配布したほか、掲載した施設、飲食店などに置いた。文章を手書きにすることや写真にもこだわり、若者の興味を引くデザインに仕上げた。
学生たちは「おしゃれなお店や明るい人が多いまちの雰囲気、季節ごとの自然の違いなど、現地で感じたことを盛り込みました」とし、チームリーダーの北村晃士さんは「まちには、行ってみないと分からない魅力があります。ガイドブックを見て福知山を訪れる人が増えればうれしい」と話している。
写真(クリックで拡大)=学生たちが工夫して制作したガイドブック