由良川支流でアマゴ釣り解禁 午前6時、記者の実釣リポート  

2024年03月16日 のニュース

 由良川漁業協同組合(日和隆組合長)は16日午前6時、京都府福知山市内など管内の由良川支流で、アマゴ釣りを解禁した。各河川には多くの釣り人が訪れ、竿を伸ばしていた。実釣リポートをと、出勤前に雲原川に向かい、解禁と同時に仕掛けを流してみた。

 訪れた場所には他に2人が居るだけで、のんびりとした雰囲気だった。水が段差を落ち、緩やかな流れになるあたりを狙って仕掛けを流すが、あまり気配がない。少し焦りながら、さらに後ろまで探りを入れた途端、ぶるぶると小気味よい振動が手に伝わった。

 竿を立てると、朝日にきらめく銀色の姿が見えた。16センチと小ぶりだったが、「良かった」と安心しつつ、次を狙う。2匹目は同じ場所でほどなく釣れたが、そのあとが続かない。例年より水量が多く、魚が散っているようだった。場所を変えてしばらく試行錯誤していると、これまでと違う大きな引きが。竿も良くしなり、この日一番の体長20センチが上がった。

 さらに場所を変えて1匹を追加したところで切り上げ、1時間ほどで16センチ-20センチの計4匹が釣果となった。

 同じ場所で、次々にアマゴを上げていたベテランの今福弘明さん(85)=南天田=は、「若い頃から渓流釣りをしてきました。昔はあちこちに行きましたが、最近は近場が多いです。今日は一日のんびりと楽しみたいです」と笑顔を見せていた。

 釣り上げた魚は、すぐ自宅に持ち帰り、塩焼きにして朝食で味わった。ほくほくとした白身は癖が無く、あっさりとしたサケのような味わいだった。

 漁協によると、渓流の雰囲気が楽しめる大江町の北原川には約20人が訪れ、解禁から30分で10匹ほどを上げる人もいたという。

 アマゴ釣りには市内の釣具店などで買える遊漁証が必要。問い合わせは電話(22)2844へ。

写真上(クリックで拡大)=雲原川で上がった16センチ-20センチの4匹
写真下(クリックで拡大)=15日にアマゴを放流した

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