市民病院看護学校で卒業式 19人がキャンドルサービス

2024年03月13日 のニュース

 京都府福知山市厚中町の市立福知山市民病院附属看護学校(中村紳一郎校長)で、第29期生の卒業式がこのほどあった。看護師をめざして2年間の課程を終えた19人が、手に持ったろうそくに火をともし、ナイチンゲール誓詞を朗読。看護の基本を忘れず、それぞれの道を進む決意を示した。

 准看護師の資格を持つ人が看護師になるために学ぶ養成学校。今年の卒業式は、感染症対策などで中止していたキャンドルサービスを3年ぶりに再開した。

 校歌斉唱のあと、中村校長がそれぞれに卒業証書を手渡し、「看護という仕事に夢を持って取り組んでほしいと思います。自信を持って進み、自分にしかできない看護で社会に貢献してください」と激励。キャンドルサービスでは、卒業生らがナイチンゲール像から採った炎でろうそくに火をともし、厳かな雰囲気の中で気持ちを新たにした。

 在校生代表、三谷奈央さんの送辞の後、卒業生を代表して吉田ひかるさんが「実習では、病の苦痛には言葉にできないものがあると感じました」と振り返り、「患者さんが、自身のことを話してくれるような看護師になりたいと思いました。どれだけ忙しくても、一人ひとりに寄り添い、向き合うことを大切にしたいと強く思っています。この学校の卒業生という誇りを胸に、地域の方々の信頼に応えていくことを誓います」と答辞を述べた。

 このあと、花束や記念品の贈呈があり、晴れやかな笑顔で恩師らと記念撮影をした。

 

写真(クリックで拡大)=1人ずつろうそくに火をともした

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