田園のストリートピアノ 稲穂を背に一曲

2023年09月11日 のニュース

 京都府福知山市大門の田園風景のなかに、街角ピアノ(ストリートピアノ)がある。道路沿いにポツンと置いてあり、行き交う人たちを驚かせている。農作業を終えた地元住民が気ままに弾く姿もみられ、稲穂が揺れる中山間地に心地よい音色が響く。

 ピアノは、街角ピアノの普及や再生ピアノの譲渡などを通して文化振興をめざす「ピアノ再生・文化普及団体Re:play(リプレイ)」(小川はじめ代表)が設置した。

 リプレイはピアノ愛好者や調律師ら市民5人で今年度に結成。市街地以外で街角ピアノの実証実験をしようと、竹灯籠作家の小川代表(53)が、大門に構える工房の軒下に置いてみた。

 ピアノに気付いて弾いた地域住民は「歩いたらピアノの音が鮮明に聞こえてきて、何事かと思って探したらピアノがあってびっくりした」と話す。

 3年前から独学でピアノを練習している小川代表は「弾けない人もピアノがあったら鍵盤をたたきたくなる。そういう魅力があると思います。いろんな人に楽しんでもらえたら」と話す。

 ピアノは別のイベントに活用するため近日撤去する予定。

 

写真(クリックで拡大)=稲穂をバックにピアノ演奏

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