下天津の国道175号かさ上げ、年度内供用
2023年06月13日 のニュース
京都府は、福知山市下天津の国道175号で取り組む水害防止のかさ上げ事業について、今年度内の道路供用開始をめざしている。
国道175号は、兵庫県明石市を起点に福知山市を経て舞鶴市を結ぶ幹線道路で、第1次緊急輸送道路にも指定され、物流や防災ネットワークとして重要な路線となっている。
由良川の増水で路面が冠水することから、国の宅地かさ上げ事業と連携して、府は2016年度から今年度までの8年間を事業期間に計6億4千万円を投じ、下天津の460メートル区間で約2メートルの道路かさ上げに着手している。
現地は由良川筋にあって水が近いことで地盤が軟弱で、かさ上げ後の沈下が起きないように地盤改良をしながら道路築造を進めており、事業は大詰め。
かさ上げ後の道路は幅員6・5メートルの2車線。住宅が連続する地点で、幅2・5メートルの歩道を付けて安全面も強化する。
府中丹西土木事務所は「地盤沈下に気を付けながら進めなければいけない難しい工事ですが、年度内の本線供用開始に向けて着実に進めていきたい」としている。
写真=かさ上げ工事が進む下天津の国道175号