水田に真っすぐ伸びる苗 田植えシーズン迎える
2023年04月29日 のニュース
京都府福知山市内で水を張ったほ場が広がり始め、田植えのシーズンを迎えた。晴れ間が広がって暖かくなった28日、報恩寺の農家、田中宏明さん(34)は、地元の水田で8条植えの田植え機に乗り込み、緑の苗を真っすぐに植えていった。
田中さんは6年前から、高齢化などで担い手の無くなった田で稲作をしている。今年は報恩寺と私市の計15ヘクタールでコシヒカリともち米を栽培する予定。多くの田に作付けをするため、例年、早くから作業をしている。
苗作りも手掛けており、4月から育ててきた苗を慣れた手つきで田植え機にセットしてからほ場を回った。きょうだけで13枚、約2ヘクタールで作業をする予定で、田植えが終わるのは5月中旬になるという。
田中さんは「苗は長さも十分で、例年通り、良い米が出来るように願っています」と話した。
写真(クリックで拡大)=田植えを始めた田中さん