田畑のあぜ焼き、乾燥時は控えてと市消防本部

2023年03月09日 のニュース

 4月並みの暖かい日が続き、早くも農繁期に向けて田畑のあぜ焼きや野焼きが増える時期を迎えている。京都府福知山市では7日に枯れ草焼きが堤防法面に延焼する火災があり、市消防本部は「空気が乾燥していたり、強い風が吹いたりする時の野焼きなどは控えてほしい」と注意を呼びかける。

 市内では例年、たき火・枯れ草焼きが原因の火災が目立ち、全体の2~3割程度を占めることが多い。過去には延焼して建物が燃えたり、けが人、死者が出たりしている。

 昨年は火災の総件数が前年比15件増の37件。このうちたき火・枯れ草焼きが原因のものが最多の16件で、前年比13件増と突出した。今年は7日までに2件が発生している。

■畑の枯れ草焼き移り堤防法面焼く■

 7日午前11時40分ごろ、三俣の畑で管理者が行っていた枯れ草焼きの火が広がり、堤防法面の枯れ草約950平方メートルを焼いた。火は約20分後に鎮火し、けが人はなかった。

 通行人から119番通報があり、消防本部の車両5台と16人、市消防団の団本部と上六分団の6人、積載車1台が出動して消火活動にあたった。

 この日は乾燥注意報、火災気象通報(乾燥)が発令されていた。

 

写真=枯れ草焼きの火が広がって堤防法面を焼いた(7日)

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