フリースタイルフットボール世界一の技術を子らに伝授　プロ選手が教室

　サッカーのリフティングやドリブルなどの高い技術で観衆を魅了する「フリースタイルフットボール」の教室が5日、京都府福知山市猪崎の三段池公園総合体育館サブアリーナであった。市内の親子が参加し、世界のトップ選手から技や競技の魅力を教わった。

　市都市緑化協会と市スポーツ協会の共同事業。講師は、2017年にフリースタイルフットボールの大会で世界1位に輝いた日本を代表するプロ選手、金子浩之さん（32）が務め、市内の小学生とその保護者の計19人が参加した。

　世界一のパフォーマンスを披露して会場を盛り上げたあと、手本を見せながら地面にボールをたたきつけてはねさせる「タップ」やボールを浮かしてリフティングにつなげる「リフトアップ」などの基本的な技を教えた。

　「動きを考えるのも楽しさです」と伝え、座った体勢でボールを両膝に挟み、どのように立ち上がるのか、参加者がアイデアを出す時間もあった。ボールをまたぎながら、跳んで軸足で蹴る技「クロスオーバー」にも挑戦。空中での姿勢をくの字に折ることなどのポイントを教えた。

　金子さんは最後に「フリースタイルフットボールは自分の成長が実感できることが魅力。ただただかっこいい技ができてもしょうがないので、競技を通じて、かっこいい人間になってください」とエールを送った。

　父親と参加した上川口小学校4年生の奥本奏太君は「知らない技を教えてもらい、タップができて楽しかったです」と笑顔を見せていた。

写真＝クロスオーバーの見本を見せる金子さん（右）