手術を乗り越え懸命にリハビリ、空手全日本選手権出場
2022年12月08日 のニュース
女子組手個人と団体 10、11日に東京都で
京都府福知山市波江出身で、近畿大学3回生の藤田るりさんが、10、11両日に東京都で開かれる「第50回全日本空手道選手権大会」の女子組手個人、団体戦に出場する。空手道日本一を決める国内最高峰の大会。出場は小学生時代からの夢だったといい、万全の状態で挑むため、日々の練習に励んでいる。
藤田さんは、4歳から市内の日本空手道山桜会に所属。旧天津小時代は、全国大会で優勝。成和中時代には、日本代表としてアジア大会に出場するなど、輝かしい成績を残してきた。華頂女子高校(京都市)でもアジア選手権に出場するなど活躍してきた。
近畿大では、年代別日本代表として大会に出場。昨年は、主催する全日本空手道連盟から推薦を受け、全日本選手権にエントリーされるはずだったが、9月に右肩の負傷で手術し、出場を断念した。
それから懸命のリハビリを続けて復帰し、今年6月には群馬県で行われた「第1回体重別全日本選手権大会」の女子組手55キロ級、兵庫県であった「第66回全日本学生空手道選手権大会」の女子組手で、いずれも3位入賞することができた。
勢いそのままに、連盟の推薦枠とは別に、各都道府県代表を決める大阪府の選考会に参加。精鋭メンバーが集まるなか、勝利を重ねて実力を見せつけ、女子組手個人戦では2人のみに与えられる切符をつかみ、団体戦の代表にも選ばれた。
藤田さんは「全日本選手権大会に出場することは、小学生時代からの夢だったので、それが現実になって、とてもうれしいです。初めての舞台を楽しみたい」と話している。
写真=全日本選手権大会への切符をつかんだ藤田さん