六十内の線路沿いにヒマワリ1万5000本 住民たちが世話
2022年08月08日 のニュース
京都府福知山市六十内(むそち)のJR山陰線沿いの畑で、約1万5千本のヒマワリが見ごろを迎えている。大輪の花が一面に咲き、鮮やかな黄色で彩られた景色が訪れた人たちを魅了している。
栽培しているのは住民約20人で組織する「六十内をきれいにする会」。耕作放棄地を活用して地域に活気をと、2018年に結成し、翌年からヒマワリ栽培を始め、今では地域の景勝地になった。
栽培面積は当初約5アールだったが、年々増えて現在は約20アールに。6月上旬に種をまいて定期的に水やりをし、梅雨明け後に降った雨で一段と成長した。背丈は2メートル前後で過去最高の高さに育ったという。
場所は市街地からの場合、下小田の国道9号沿いの牧川に架かる六十内橋を渡り、JR山陰線の踏切を越えたところ。
小林伸輔代表(58)は「昨年は花好きや鉄道ファンら100人以上が来場されました。新型コロナの影響で気分がふさぎがちの方も少なくないと思いますが、元気に咲く姿をぜひ見に来て、心を癒やしてください。あと1週間ほどが見ごろです」と話していた。
自由に入場でき、畑のなかには展望場所として高さ約1・7メートルの足場を設置している。階段が急なため、十分に注意しての利用を呼びかけている。
写真=通過する列車を背に満開のヒマワリとメンバー