新ポッポランド建設に5億円余の補正予算 福知山市

2022年03月14日 のニュース

 京都府福知山市は、開会中の市議会3月定例会に、移転新築に向けて計画を進めている「(仮称)福知山鉄道館ポッポランド」の建設費など5億200万円余を盛り込んだ一般会計補正予算案を追加提案する。15日に上程し、可決されれば来夏のオープンをめざし、今夏に着工する予定。総事業費は約5億8300万円を見込んでいる。場所は、岡ノの福知山城公園親水広場内としている。

 提案するのは2議案。2021年度一般会計補正予算案に3億1020万円、22年度一般会計補正予算案に1億9227万円を挙げている。

 財源には個人からの寄付金2億円のうち1億5千万円、国の地方創生拠点整備交付金、市債などを充てる。

 昨秋には基本設計での概算として総事業費7億2300万円を示していたが、その後に実施設計で見直しを進めて約1億4千万円削減した。親水公園の再整備費、建築資材や内装の材質などを見直すことにしたという。

 今夏から建設予定地部分の公園施設解体を始め、今秋から施設の建設に入る予定。

 計画によると、同公園の北側に建てる施設は鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造り鉄骨造り平屋(一部2階建て)の延べ床面積585・23平方メートル。周囲の景観に合わせてしっくい調仕上げにして、瓦ぶきにする。鉄道のまちの歴史を継承し体験型コンテンツを設け、幅広い世代を市内外から集客するとしている。

 主な体験・展示コンテンツとして、CGを使ってSLの機関助手を体験できるコーナーや福知山の街並みを再現した運転シミュレーター、壁に触れると列車のイラストなどが動くインタラクティブウォール、高架前後の福知山駅周辺を再現したNゲージジオラマなどを設ける。旧施設からはC57の動輪や歴史資料を移設する。

写真=現時点でのイメージパース(案)

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