年間53万人訪れる三段池公園に飲食店を 市が民間事業者募る

2022年01月08日 のニュース

 京都府福知山市は、猪崎の三段池公園内で飲食店舗などを建設・運営したい民間事業者を探している。秋に実施した市民アンケートで、飲食機能を求める声が多く、具体化をめざす。28日に、出店を考える事業者向けのサウンディング調査(対話型市場調査)を行う。申し込みは21日締め切り。

 公園内に民間事業者が飲食店や売店などを整備・運営し、その収益の一部を活用して公園整備や改修もする都市公園法に基づく「公募設置管理制度」を活用する。

 三段池公園は、動物園、植物園、児童科学館、体育館、武道館、テニスコート、多目的グラウンド、芝生広場、大型複合遊具広場などがある敷地面積53ヘクタールの総合公園。コロナ前の2019年度には年間約53万人が来園している。

 市は、公園内にほしい店などを聞く市民アンケートを、昨年9月15日~10月14日に実施。475人が回答した。

 「三段池公園にあると良いもの、改善してほしいところ」(複数回答可)の項目では、カフェ311人、弁当やスイーツの移動販売248人、ベンチや休憩所の増設226人、レストラン181人と飲食関係が上位のほとんどを占めた。遊具の充実も126人から寄せられた。

 市は、出店候補地として、公園北側の道路に面した高台にある第8駐車場(2500平方メートル)▽総合体育館横第3駐車場端の一角(850平方メートル)▽遊具があるトリムの広場(1600平方メートル)の3カ所を選定。サウンディング調査で民間事業者の意向を聞いて、市場性、実現性を探って今後の詳細な出店公募条件を決める。

 市資産活用課は「飲食店だけではなく、アスレチックなどの遊具のアミューズメント系も想定しており、幅広い提案に期待しています」と話している。

 対話型市場調査に関する問い合わせは、市都市・交通課、電話0773(24)7052へ。


写真=道路奥の高台にある出店候補地の第8駐車場

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