お盆の大雨 奥榎原で市道の法面が崩落

2021年08月16日 のニュース

 活発化した秋雨前線の影響で、大気の状態が不安定になり、京都府福知山市内では11日から15日未明にかけて、断続的に雨が降り続いた。16日朝までに重大な災害発生には至っていないが、気象庁は17日午前6時までの24時間で、府北部の多いところで40ミリの降水を予想。その後も再び雨は続くとみており、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけている。

 お盆の期間中、九州北部や中国地方などで記録的な大雨となり、市内でも11日午後9時~16日午前6時に、坂浦で279ミリ、荒河で276・5ミリを記録。牧川や弘法川が一時、氾濫危険水位を超え、浸水被害が心配されたが、15日には天候が回復し、大規模な災害はなかった。

 一方で、市道福知山停車場奥榎原線(奥榎原地内)の法面の土砂が崩落し、全面通行止めの状態が続いているほか、市道猪野々田和線(田和地内)で、路肩が崩壊し、片側交互通行となっている。このほか13、14両日に、大江町の有路下橋と在田橋を全面通行止めにしており、現在も継続中。河川の水位が下がるなどすれば解除する。

 また、福知山山南線(穴裏峠)、主要地方道山東大江線、主要地方道綾部大江宮津線と国道429号(榎峠)が一時通行止めになったが、交通規制は解除された。

■広域避難所には最大で21世帯30人■

 市は、13日午後に大雨警報(土砂災害)が発表されたことを受け、市災害警戒本部を設置。全市域に「高齢者等避難」を発令した。全47カ所の1次広域避難所を開設し、多いときで21世帯30人が身を寄せた。

 また市消防団は、地区内を巡回するなどして、警戒活動にあたった。
 
 
写真=法面の土砂が崩壊して市道をふさいだ(15日、福知山停車場奥榎原線で)

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