「復興ぶどう」たわわ 農家13人、水害から立ち直り6品種栽培

2019年08月09日 のニュース

 京都府福知山市戸田で、台風被災を機に栽培が始まった「復興ぶどう」が収穫期を迎えている。昨年は約3800房が完売する人気ぶり。今年も良い出来だといい、販売が10日に始まる。

 由良川沿いにある戸田集落では、2013年の台風18号災害で約90戸が床上浸水し、田畑に泥水が流れ込んだりして、農業関係でも甚大な被害を受けた。そんな中、「下を向かず、復興に向けた取り組みを進めよう」と住民13人で戸田ぶどう園(福山義朗代表)を開設。ブドウの栽培を始めた。

 場所は戸田橋南の旧広域農道沿い。試行錯誤を繰り返し、2年前から販売にこぎ着けた。大粒で糖度が高いのが特長で、福山代表(71)は「今年も品種によっては、糖度22度を超えるものもあって上々です」と笑顔を見せる。

 栽培しているのは紫玉、藤みのり、ピオーネ、シャインマスカット、ブラックビート、クイーンニーナの6品種。戸田ブドウ園とローソン福知山戸田店の間にある直売所で、完熟した品種から順に並べるという。

 初日の10日は午前10時から販売を開始し、紫玉を中心に並べる。以降は毎週水、土、日曜日に開店し、各日とも完売した時点で終了。100グラム130~150円(品種によって変わる)で販売する。

 問い合わせは戸田ぶどう園専用の携帯電話080・4829・3879へ。

 
写真=たわわに実った復興ぶどう

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