【丹後沖】メートル超えのヒラマサ 「釣り歴30年で初めて」
2023年12月14日
京都府福知山市の会社員、横田孝男さん(69)が、京丹後市丹後町中浜沖で9日に体長102センチ、重さ10・2キロのヒラマサを上げた。オキアミを使ったフカセ釣りで、道糸6号、ハリス7号。横田さんは「80センチくらいまでは見かけますが、メーター超えは自身も初めてで、よく釣れたなと感じています」と喜ぶ。
ヒラマサはブリに似た姿で、弾力のある淡紅色の身をした魚。身は絶品で、ブリよりも高級魚として扱われることが多い。
横田さんは釣り歴30年ほどのベテランで、この日も友人と2人で遊漁船に乗り、午前8時から沖へと繰り出した。しばらくは小ぶりなマダイが数匹上がっただけで釣果はいま一つだったが、場所を変えてすぐの午前11時ごろにヒラマサが掛かった。
すぐに「大きいな」と感じた。「よく『根に入る』(深みや岩場に逃げる)と言われますが、ドラグを緩めていたので、あえて泳がせて弱らせ、じっくりと釣り上げました。最後までよく引き、10分ほど格闘していたと思います。船へ取り込む際、たも網ですくうのに1回失敗し、逃げられるんじゃないかと冷やひやしました」と振り返る。
この日はほかにも、70センチのメジロ(ブリ)、30センチ-45センチのマダイ10匹を上げた。ヒラマサは家族で刺し身などにして味わった。「塩水と氷水につける臭み抜きをしてから食べ、とてもおいしかったです」という。
週末の舞鶴湾の潮位
【16日】
満潮=3時2分(33センチ)、18時23分(21センチ)
干潮=11時18分(マイナス5センチ)、20時53分(20センチ)
【17日】
満潮=3時56分(31センチ)、19時16分(19センチ)
干潮=12時12分(マイナス5センチ)、21時55分(18センチ)
写真(クリックで拡大)=102センチのヒラマサを抱える横田さん