【宮津】待望の再開に多くの人 海洋つり場チヌ、アコウなど好調
2020年10月08日

京都府宮津市の市海洋つり場が3日に営業を再開した。栗田湾の海上に足場が組まれた人気スポットで、2018年7月の豪雨被害以来の再開に、多くの釣り人が訪れてにぎわった。チヌ、アコウがよく釣れ、アジ、アオリイカなども上がっていた。
季節ごとにいろいろな魚が釣れ、京阪神からも利用する人が多い。再開初日は釣果への期待も高く、オープン前から約60台の車が列を作った。一時は120人以上が入場し、新型コロナウイルス対策で入場制限するほどだった。
昼前に現地を訪れて利用者たちに話を聴いた。亀岡市から友人と来た男性(74)はオキアミでチヌを狙い、体長25センチから38センチまでを6匹とイシダイ1匹を上げた。「再開すると知って来ました。調子が良く最高です」と笑顔を見せていた。
家族と友人たちの4人で来ていた松尾荘壱君(12)=長岡京市=はサビキでカサゴ、アジなどを釣り、体長25センチほどのアコウ2匹も上げた。「サビキにかかったアジに食いついてきて、アジの泳がせ釣りでもう1匹釣れました。引きが強くて楽しかった」と話していた。
ほかにもサビキ釣りを楽しむ人らの姿があり、アジについては「小アジまでのサイズが釣れていますが、群れが小さいようで数釣りまではいきません」という。
釣り場までの桟橋では、アオリイカ狙いの人が多く、1人1、2匹を上げていた。中には胴長25センチほどの良型もいたが、釣果はいまひとつの様子だった。
今期は11月30日までの土、日、月曜日の週3日のみ楽しめる。営業時間は午前7時から午後4時まで。感染症対策で釣り具の貸し出しなどはしないが、冷凍のオキアミ、アミエビの販売はする。
週末の舞鶴湾の潮位
【10日】満潮=5時41分(39センチ)▽干潮=14時52分(21センチ)
【11日】満潮=7時10分(38センチ)▽干潮=16時14分(20センチ)
写真=チヌなどいろんな魚種が上がっていた