【宮津】キスの情報受け竿 釣果は…

2019年05月03日

 宮津市の沿岸でキスが上がっていると聞き、4月24日に現地を訪れた。夜明け前に福知山を出発。田井、中津の2カ所を訪れて竿を振った。雨に打たれながらの釣行となり、結果はキス1匹と渋いものだったが、何とかその姿は確認できた。

 最初に訪れた田井の砂浜では、日が昇るのを待ってから仕掛けを投げ込んだ。早すぎず、遅すぎないようにリールを巻くが、すぐに海藻に引っかかる。何度か場所を変え、引っ掛かりが少ないポイントを狙うが、魚の気配も無く、雨も強くなってきたため早々に引き上げた。

 次に、田井から車ですぐに行ける中津の漁港へ移動した。駐車場の料金は1千円。1、2時間のために払うのは惜しいが、何とか釣果を上げたいこともあってしぶしぶ承諾した。

 作業に来ていた漁師さんからは「キスはたまに釣ってる人がいるね。でも今はコウイカがシーズンだよ」と話が聞けた。確かに、釣り場には大きな墨の跡があちこちにあった。

 コウイカも気になったが、予定通りキス釣りを再開。最初の1投目でいきなり手ごたえがあり、喜んで引き上げると、釣り人からは「テカミ」と呼ばれるイトヒキハゼが大きな口の中に針を飲み込んでいた。

 「違う」。思わず声が漏れたが、魚の気配を信じて再挑戦した。5投目くらいまでハゼが掛かり続け、エサを浪費するだけの時間が過ぎた。完全にキスをあきらめ、半ば適当に竿を振って引き上げていると、ハゼとは違う、すらっとした細長い姿が針先に見えた。

 体長12センチほどのシロギスで、余りの手ごたえのなさにびっくりしたが、何とか出会うことが出来た。続けて同じポイントを狙うが、次からはまたハゼばかりに。中津に来てから2時間ほど経っており、次の取材の時間も迫ってきたため、この日はこれで切り上げた。

 舞鶴、宮津などでは例年5月の連休後からキス釣りがシーズンを迎えるが、今年は少し早いかも知れない。

 
写真=何とか出会えた1匹

■白杉はチヌ上がる■

 このほか、4月20日に行った舞鶴市白杉では管理人室の女性から、「平均すれば一日1匹はチヌが上がっています。体長50センチ近いものも多いようです」と話が聞けた。アジは群れが小さいため短時間しか釣れず、メバルもサイズが小さいという。コウイカも上がっている。

 釣りに来ていた福知山市の男性は「チヌねらいですが、きょうはいまひとつです。さっき別の仕掛けで遊んでいたらアイナメが釣れました」とバケツの中を見せてくれた。

■香住沿岸でアジ■

 また、下荒河の丹後釣具店の谷口正明さんが23日、兵庫県美方郡香美町の沿岸でアジを30匹釣り上げた。サビキ釣りで体長20センチ以上のものばかり。中には25センチを超えるものもいたという。

 同店は「やっと釣れ始めたという感じです。いつもより遅いように思います」としている。

 香住町では、釣りが禁止される第3種共同漁業権設定区域が香住区下浜の沿岸にあるため、注意が必要になる。

 

写真=白杉であがっていたアイナメ

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