コウノトリ のんびり1週間、修斉学区で過ごす 寝床は電柱日中は餌場へ
2026年05月28日 のニュース
京都府福知山市かしの木台の電柱の上を寝床にして、コウノトリ1羽が修斉学区で1週間以上を過ごしている。両丹日日新聞社に複数寄せられた目撃情報から、日中は近くの餌場へ出掛け、夜になると戻る生活を送っているとみられ、遭遇した市民たちは「いいものが見られました」と喜んでいる。
27日までの1週間に寄せられた情報は5件。最初の情報は、21日午後2時30分ごろ、寝床から南に約3キロ離れた新庄の田んぼへ飛来した様子で、22日付紙面で紹介した。この記事を見てピンときたのが、かしの木台の小谷千鶴子さん(74)。寝床から東約1・2キロに位置する下荒河浄水場そばの湿地帯で、18日以降、朝の散歩中にコウノトリを見かけていた。
ただ、「新庄と同じ個体とは思うんだけど、夜はどこで寝ているのかが分からない」と首をかしげていた。
灯台下暗しで、寝床は小谷さんが住む住宅街・かしの木台の電柱だったことが27日に分かった。情報を寄せた足立悠真さん(18)は「1週間ほど前の午後6時ごろ、犬の散歩をしていたら、自宅前の電柱に異様に大きな鳥がいて、調べたらコウノトリと分かりました」と話す。
その後も日が落ちるころになると戻ってきていたといい、「まさかこんな近くで寝ているとは思いませんでした」と驚いた。
27日夕方には、寝床から北約3・5キロにある勅使の用水路へコウノトリが舞い降りていたとの目撃情報もあり、足立さんによると、この日は午後7時30分ごろにかしの木台の電柱へ帰還したという。
コウノトリは、福井県小浜市内の野外で孵化した4歳のオスとみられる。日中は近辺の餌場へ出掛け、日が暮れるとかしの木台の寝床へ戻る生活を送っているようだ。
28日午前8時30分ごろには、勅使の用水路から学区を越えて由良川を挟み、東にある筈巻の田んぼでの目撃情報。近くの塩見均さん(76)は「幸せを運んでくれる鳥だと聞いています。福知山にそんなに長くいてくれたんですね」と話し、ゆっくりと餌をついばむコウノトリを遠くから見守った。
兵庫県立コウノトリの郷公園は「風で揺れない安定した場所を寝床に好み、滞在することがあります。餌場が近いなど、その電柱を気に入ったのではないでしょうか」としている。
写真(クリックで拡大)=寝床に帰還したコウノトリ(26日午後7時ごろ、足立さん撮影)









