警察庁推奨 詐欺電話を自動ブロック 福知山署が利用呼びかけ
2026年04月26日 のニュース
増加する特殊詐欺被害を防ごうと、警察庁が推奨するスマートフォン用の詐欺対策アプリがこの春、登場した。国際電話や詐欺の疑いがある電話番号を自動的に着信拒否できる機能を備える。京都府警福知山署は「詐欺被害を防ぐ有効な手段」として積極的な利用を呼びかけている。
府内の被害状況倍増、過去最悪
同署によると、昨年の府内の特殊詐欺被害の認知件数は292件(前年比91件増)、被害額は約25億2100万円(同約13億7400万円増)だった。被害額は年々右肩上がりとなっているが、ここにきて前年の倍増となる過去最悪の事態となった。
警察はこれまでから、固定電話の国際電話利用休止手続きの促進など啓発を進めてきた。しかし、日々、手口が巧妙化する特殊詐欺の被害拡大には歯止めがかからない。
中でも警察官をかたり、「あなたの口座が犯罪に使われている」などと不安をあおり、巧妙に現金などをだまし取る「ニセ警察詐欺」が増加傾向にあるという。
福知山市内の特殊詐欺被害は、昨年は4件(同2件増)で、被害額は約5500万円(同約5400万円増)と大幅に膨らんだ。今年は2月末時点で1件、被害額100万円が確認されている。
国際電話や不審番号を着拒
特殊詐欺に使用される電話の約7割が国際電話で着信している。従来は高齢者宅の固定電話を狙うケースが主だったが、携帯電話への着信が増加しており、被害者層も幅広い世代へ広がっている。
推奨アプリは現在2種類あり、どちらも国際電話(アンドロイドのみ)や詐欺が疑われる不審電話の着信を拒否できるほか、最新の防犯情報を周知する機能もある。
福知山署生活安全課の中川貴之課長は「特殊詐欺の手口は巧妙化している。自分は大丈夫と思っていても、相手はだましのプロ。詐欺グループとつながらないことが最大の防犯策なので、積極的にアプリを活用してほしい」と話している。
写真(クリックで拡大)=詐欺電話をブロックする警察庁推奨のアプリ









