「一定のPR果たせた」しゃべる光秀自販機姿消す 3月末で撤去や差し替え

2026年04月05日 のニュース

 しゃべる自販機としてメディアに取り上げられ話題になっていた「福知山限定 明智光秀が話す自動販売機」が、京都府福知山市内から姿を消した。ユニークな自販機を目当てに来る観光客もいるなど、利用客が多かったこともあり、市民らから惜しむ声が出ている。

 設置者は飲料メーカーのダイドードリンコ。光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を前に、2019年6月2日、福知山城本丸広場に1台目を設置。その後、福知山観光案内所、御霊公園、足立音衛門、福知山シネマ、福島文進堂、三段池公園円形広場に各1台登場し、計7台あった。

 自販機は人気イラストレーター、諏訪原寛幸さんによる市オリジナルの光秀イラストがラッピングされたのが特徴。さらに硬貨を投入すると、「ときは今 明智光秀、ここに見参」、商品のボタンを押したときは「敵は本能寺にあり」のほか、「のぶながぁぁぁぁ」「ひでよしぃぃぃぃ」「ふじたかぁぁぁぁ」という“隠しフレーズ”もあった。時間帯によって、フレーズが変わるなどの仕掛けもあり、「観光案内所以外にある自動販売機の場所を教えてほしいという観光客が多くおられました」(福知山観光協会)と、自販機巡りをする人も大勢いたという。

 親会社のダイドーグループホールディングスのコーポレートコミュニケーション部によると、「面白い」「光秀が格好いい」「自販機を見に久しぶりに登城坂を登った」などの声が届いていた。「2019年に、大河ドラマの舞台となる明智光秀ゆかりの地である福知山市の観光資源を生かした地域貢献を目的に設置しましたが、一定のPRが果たせたと考え、各方面と協議し、終了することにしました」といい、3月末までに撤去・一般機への差し替えをした。

 利用客に対し「これまでご利用いただき、感謝します。当社としても自動販売機を通じて地域貢献の一助になれたことを光栄に思います。今後も当社商品やサービスにご期待ください」としている。

 「さみしいですね」「もうちょっと置いていてほしかった」という声が聞かれ、自販機設置に関わった当時の市の担当者は「観光客の方を楽しませてくれた自動販売機で、福知山を盛り上げていただき、ありがとうございました。さみしいですがこれからも、いろんな形で福知山の魅力を発信したい」と話していた。


写真(クリックで拡大)=福知山城本丸広場に設置されていた光秀自販機(2019年)

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