50年前に卒業した同窓生たちで、老朽化した記念碑を修復 旧明正小学校

2026年03月23日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町井田、旧明正小学校をちょうど50年前に巣立った同級生たちが、卒業記念碑を修復した。「友情」をテーマに、握手する手がデザインされたモニュメントで、思い入れたっぷりの作品。22日には旧友8人が集まって最後の仕上げをした。真っ白に塗り直された姿に、当時の記憶がよみがえり、思い出話に花が咲いた。

 1976年3月の卒業生。同級生40人はみんな仲が良く、当時の担任だった故・衣川孝一さんが主導し、型枠に白いセメントを流し込むなど、手分けして制作した。土台はタイムカプセルになっていて、文集や写真などを残した。

 タイムカプセルは成人式の日にみんなで開き、絆を確かめ合うなど、同級生にとって思い出深い作品になっていて、卒業50年の節目に修復を企画。湯口信吾さん(62)=南丹市=が中心になり、昨年12月から作業に取り掛かった。

 セメントを塗り直したり、土台に取り付けられた「友情」の文字が入った銅板を磨いたりして、通算5日ほどかけて修復した。作業には8人が携わり、当時さながらの姿によみがえった。

 最終日には地元のほか、京都市や三田市などから計8人が訪れ、卒業年の「1976」の数字をペンキで塗り直したあと、担任の衣川さんが当時、熱心に制作してくれたこと、クラスでの思い出話、現状報告などで盛り上がった。

 湯口さんは「記念碑は小学校の玄関横にあり、学校のシンボル的存在だと勝手に思っていて、自慢の作品です。これからいつまでもこの場所で、私たちを見守ってくれていることを願っています」と、優しい目で記念碑を見つめた。


写真上(クリックで拡大)=真っ白に塗り直された記念碑と同級生
写真下(クリックで拡大)=50年の時が経ち老朽化していた

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