和紙伝承館でモニターツアー 海外の4人が魅力検証 紙漉きなど体験
2026年03月17日 のニュース
一般社団法人森の京都地域振興社(森の京都DMO)は13日、京都府福知山市大江町二俣二の和紙伝承館などを訪れるモニターツアーを開いた。旅行業などに携わるイタリア、ロシアなど海外出身の男女4人が紙漉きなどを体験し、施設の運営や魅力を検証した。
体験への参加者の感想や意見を基に、施設への誘客につなげる狙いで企画。伝承館ではまず、隣接する田中製紙工業所で本格的な和紙作りを見学。続いて館内で丹後和紙(丹後二俣紙)を使った紙漉きとペーパーウェート作りをした。
市役所大江支所の職員が同館の紙漉きについて説明。原料のコウゾとパルプを混ぜた紙材を使い、金属メッシュを用いた道具の簾桁で漉いていく過程を教えた。
参加者たちは職員に教わりながら、簾桁を水槽の中に入れる角度を考え、前後、左右に動かし、名刺サイズの和紙を作っていった。石に和紙を貼り付けて完成させるペーパーウェート作りでは、多くの和紙を使ってカラフルに仕上げた。
体験後、参加者たちは紙漉きなどの感想を話し合い、「外国など遠方から来る人にとっては、名刺よりもハガキのほうが好まれるのでは」といった意見、「漉き方が分かるビデオや説明の資料があれば役に立つのでは」との進言も出ていた。
南イタリアのプーリア州出身で、日本の旅行会社に勤めるムチャッチャ・アレッサンドロさん(33)は「紙漉きは初めてでしたが、さほど難しくなく、誰もが楽しめるような感じがしました。(伝承館は)自然豊かな場所にあるので、田舎に行きたいという人たちに、旅行のツアーの提案ができそうです」と話していた。
同日は夜久野町のやくの木と漆の館も訪れた。
写真(クリックで拡大)=和紙伝承館で市役所大江支所職員に教わりながら、紙漉きをする参加者








