伝統の音色で感謝伝える 淑徳高校和太鼓部、3年生卒業コンサート

2026年03月04日 のニュース

 京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校和太鼓部はこのほど、3年生卒業コンサートを同校体育館で開いた。31代目の3年生4人が1、2年生20人とともに、受け継いできた淑徳太鼓の音色を力強く響かせ、顧問や家族らに感謝の思いを届けた。

 淑徳和太鼓は30年前に授業の講座として取り入れたのが始まりだった。2011年からは部として活動してきたが、これまで3年生の卒業コンサートはなく、年度の公演依頼を終えると引退となっていた。

 各公演では演奏時間も短く、単独の演奏会として3年間の集大成を発表できる場を-と顧問の山口大介教諭が提案。31代目部長の杉山林檎さん(桃映中出身)、副部長の姫野将矢さん(同)、森本かれんさん(春日中出身)、山本晏陽仁さん(同)の3年生4人も「やってみたい」と乗り気で、演目やプログラムを自分たちで考え、当日を迎えた。

 コンサートは2部構成で、第1部は前顧問の桐村操さんが作曲した『オープニング』で始まり、『黎明』『きざし』など全6曲を部員全員で堂々と演奏した。

 コンサートは2部構成で、第1部は前顧問の桐村操さんが作曲した『オープニング』で始まり、『黎明』『きざし』など全6曲を部員全員で堂々と演奏した。

 第2部は姫野さんが作曲した『躍心』、和太鼓部OBの霜澤真さんが作った『進破』、山口教諭がこの日のために曲作りをした『HANAMUKE』など5曲を披露した。第2部の曲間には3年生が一人ずつ楽曲を紹介し、家族や後輩たちに宛てた感謝の手紙を読んだ。

 森本さんは「どんな時でも味方でいてくれたお母さんが大好き」、姫野さんは山口教諭へ「太鼓が嫌になった時も見捨てずにいてくれてありがとう」、山本さんは「お父さん、遠い公演でもいつも来てくれてありがとう」、杉山さんは仲間に「みんなのおかげで、より良い31代目和太鼓部が作れました」と、涙ぐみながら感謝を伝えた。

 アンコールに応えて演奏した『遥か』では、4人がステージの前に立ち、それぞれソロパートを披露。館内に迫力ある伝統の音色を響かせ、来場した家族らは大きな拍手を送った。

 コンサートを終え山口教諭は「みんなと過ごした3年間を思い出して、演奏中ずっと泣きそうでした。素晴らしい演奏で卒業にふさわしい舞台になったと思います」と話していた。

 

写真上(クリックで拡大)=3年間の思いを胸に演奏する4人(前列)
写真下(クリックで拡大)=曲間には手紙を読んだ

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