前号ほぼ完売で新たに刊行 DD54特集本を再編集 福知山ゆかりのディーゼル車
2026年02月22日 のニュース
鉄道などの専門分野に特化した雑誌や書籍を発行しているイカロス出版(本社・東京都千代田区)はこのほど、京都府福知山市の旧国鉄福知山機関区を中心に配備されたディーゼル機関車「DD54」の特集本を出した。昨年1月発行のDD54の特集本Jトレイン96号が好評で、ほぼ完売状態となったため、異例とも言える前号の誌面を再編集しての新たな刊行となった。今号は同じディーゼル機関車DF50の特集と併せた本となっている。
DD54は、旧国鉄が蒸気機関車の置き換えを進める中で開発。1966年から71年までに40両が製造されたが、故障やトラブルが頻発したため、短期間で運用されなくなった悲運のディーゼル機関車として鉄道ファンの間で知られている。
前号では、当時のDD54の車体や走行する姿などを捉えた写真のほか、歴史や性能、市内の旧国鉄マンからの証言などを詳しく紹介した。これまでDD54を詳細に解説した本はあまりなかったことから、売れ行きは好調で、ファンの間で根強い人気のあることが示された。
今回新たに出したのは『国鉄ディーゼル機関車DD54・DF50 箱型DLの軌跡とメカニズム』で、車両解説のページで写真を変更、追加。図面も新しく入れるなどしている。
前号の本での旧福知山機関区OBのインタビュー記事については、大地洋次郎さん(84)=厚中問屋町=、塩見充男さん(84)=西小谷ケ丘=、松田修一さん(86)=上新町=の話を今号でそのまま掲載している。
DF50も旧福知山機関区で頻繁に検査され、機関区OBにとってはDD54と同様に懐かしい存在となっている。
現役時代、DD54の検査を担当した大地さんは「DD54がこんなに人気があるとは思いませんでした。新車で入ってきた頃から廃車になるまで、しっかりと面倒をみたかいがありました」と喜んでいる。
『国鉄ディーゼル機関車~』はA4変型判。定価2860円(税込み)。
写真(クリックで拡大)=新しく発刊された本を持つ大地さん








