道の駅「農匠の郷やくの」再生へ 全天候型遊具広場やカフェ整備 市が優先交渉権者決定
2026年02月13日 のニュース
設計やレジャー 4社で共同体
京都府福知山市は、リニューアル事業を進める夜久野町平野の道の駅「農匠の郷やくの」(市ファームガーデンやくの)について、企画提案に基づき、設計・施工から運営までを担う優先交渉権者として、設計事務所など4社で構成する共同企業体を選んだ。全天候型遊具広場やオープンカフェなどを整備する計画で、今後、基本協定の締結を経て、来年度から設計業務に着手する予定。
公募型プロポーザル方式で選定されたのは、「ファームガーデンやくの共同企業体」(苅田嵩代表)。レジャー施設運営のエリアブランド(宇治市)、一級建築士事務所STUDIO MONAKA(京都市)、福井建設(兵庫県養父市)、中川工務店(同豊岡市)の4社で構成する。いずれも官公庁施設に関わった実績がある。
公募は昨年12月に開始し、今年1月に提案書の提出、今月3日にプレゼンテーションとヒアリングを実施した。応募は同企業体1者のみだった。
提案は「地域のにぎわい創出につながるか」「具体性や実現性があるか」など20項目で審査。評価は、福知山公立大学地域経営学部の木村昭興教授、夜久野みらいまちづくり協議会の衣川裕次会長、税理士の藤原健さんの外部有識者と市職員で構成する選定委員が審査した。
企業体はテニスコート跡地への全天候型遊具広場の整備、夜久野荘の改装によるオープンカフェ、情報発信施設の設置などを提案。市が示す方針に沿った内容で、実績に基づいた提案-などの評価を受け、100点満点中70・44点を得た。
市は今年度内に基本協定を締結。設計業務では地域住民の意向も踏まえて協議を進め、改修工事を経て2028年4月の施設再開をめざす。
農匠の郷は、農林業を基盤とした産業文化の振興を目的に旧夜久野町時代の1999~2000年度に開業。約14万平方メートルの敷地に温泉やレストラン、宿泊施設などを備え、ピーク時には年間約30万人が訪れた。しかし、近年は利用減少が続き、2022年度は約5万人にとどまった。
敷地内には運営形態の異なる10施設があるが、現在稼働しているのは5施設で、再生が課題となっている。
写真上(クリックで拡大)=市がリニューアルをめざす農匠の郷
写真下(クリックで拡大)=全天候型遊具広場への改修が提案されたテニスコート跡地










