福知山産ハーブで新商品 ノンアルコールジン開発 夜久野出身山下美紀さん

2026年01月29日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町額田下町出身で、同町に本社を置く「植物蒸留らぼ.DD」の山下美紀社長(53)=神奈川県横浜市=は、福知山市内の耕作放棄地で育てるハーブを使ったノンアルコールの芳香蒸留水「香福ナチュラルジン」の開発を進めている。市場調査を兼ねたクラウドファンディング(CF)を実施しており、2月15日まで支援を募っている。

 山下さんは高校卒業までを同町で過ごし、NHK京都放送局のキャスターなどを経て、2019年に横浜市で同社を設立。体にやさしい素材を生かした食品の研究開発や販売を手掛け、美と健康を提案する事業を展開してきた。

 昨年9月には自然の恵み豊かな古里に根ざした事業を-との思いから本社を夜久野町へ移した。

 香福ナチュラルジンは、福知山で栽培したローズマリーやレモングラス、ペパーミントのほか、ジン特有の香りのもととなるジュニパーベリーなど7種類の植物を丁寧に蒸留して仕上げる。主に炭酸水やトニックウォーターで30~50倍に希釈して飲むほか、料理や飲み物に数滴加えて香りを楽しむ使い方も勧めている。

 商品開発と並行して取り組むのが地域課題となっている耕作放棄地の活用。すでに三岳や戸田地区の畑でハーブ栽培を始めており、今後は市内の高齢者を雇用し、栽培や管理に関わってもらおうと計画している。

 また、都市部の消費者を対象にハーブ苗のオーナーを募り、定期的に商品を届ける仕組みも構築した。

 山下社長は「商品を買うという関係にとどまらず一緒に商品を作り上げる仲間になってもらえたらうれしい。福知山の素材を生かした商品を通じて、まちの魅力を世界に発信していきたい」と話している。

 夏ごろには200ミリリットル換算で1千本程度の製造をめざしている。CFでは、苗のオーナー権や商品の先行引き換え券を返礼品に設定している。

 ナチュラルジンの開発は、福知山公立大学が市の委託を受けて実施する事業拡大支援プログラムの一環。昨年には夜久野産ショウガを使ったクラフトティーのシロップを開発しており、今回が第2弾となる。


写真(クリックで拡大)=ノンアルジンを開発中の山下さん

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