林野火災警報を新設 1月1日から運用開始 市消防本部
2025年12月31日 のニュース
福知山市消防本部(澤田晴彦消防長)は林野火災の発生を防ぐため、来年1月1日から新たに「林野火災警報」と「林野火災注意報」の運用を開始する。気象条件などから火災の危険性が高まった際に発令する。警報発令時には火の使用が制限され、これが義務となる。
今年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模林野火災を受け、京都府福知山市火災予防条例の一部を改正した。
対象となるのは火入れや花火、たき火、キャンプファイアなどの屋外で裸火を使用し、火の粉が飛散する行為。注意報発令時は火の使用の制限が努力義務、警報発令時は義務となり、警報時に従わない場合は30万円以下の罰金や一時的な拘禁に問われることがある。
発令は福知山(旧市域)、三和、夜久野、大江の4地域ごとに行う。
市民への周知は、林野火災注意報発令時は市消防本部のホームページで行い、警報発令時はホームページに加え、防災行政無線、市防災アプリ、広報車両などを活用して広く知らせる。
同本部は「市民のみなさまの一人ひとりの心掛けが火災発生の防止につながります。ご理解とご協力をお願いいたします」としている。
写真(クリックで拡大)=5月に市内で発生した林野火災









