新年に向け車体ピカピカ フクレル別館で清掃作業 福知山SL保存会
2025年12月27日 のニュース
福知山SL保存会(植野壮二会長)は26日、京都府福知山市広小路通りの福知山鉄道館フクレル別館で、静態保存されているSL「C58 56」の清掃作業をした。新年に向けてきれいな姿を見てもらおうと、会員たちは念入りに磨き上げた。
同別館には国鉄時代に山陰地方や舞鶴・小浜線で走行した1939年(昭和14年)製造の「C58 56」が、99年から移設展示されている。
雪が降る冷え込みのなか、74歳から95歳までの役員11人と市職員1人が、専用の液などを付けたタオルで炭水車を含む全長約18メートル、高さ約3メートルの車体の隅々まで磨き油でつやを出すなど、車体は現役当時のような姿を取り戻した。
植野会長(79)は「屋内に展示してあり、年4回清掃しているので保存状態はいいです。来年の干支は馬(午)年なので、SLを見学された人たちにとって、飛躍の年になれば」と話していた。
別館は年内は27日まで。1日から3日までの三が日は開館する。時間は午前9時から午後5時まで。入館無料。
写真(クリックで拡大)=懸命に磨き続けた(26日午前10時10分ごろ)









