高校サッカー全国選手権へ 福知山出身の今井凛太朗主将 神戸弘陵の守り支える
2025年12月22日 のニュース
第104回全国高校サッカー選手権大会に出場する神戸弘陵学園高校サッカー部で、京都府福知山市出身の今井凛太朗選手(3年)が主将を務めている。ポジションはセンターバックで、守備の要としてチームを支え、試合中も常に声を出して仲間を引っ張ってきた。
サッカー経験者の父親の影響で3歳の頃から興味を持ち、幼稚園の友だちに誘われて幼児向け教室に通い始めた。大正小学校時代は大正サッカークラブに所属。桃映中学校進学後は陸上部に所属しながら、福知山ジュニアユースクラブで技術を磨いた。
明るく快活な性格で、小学6年時にはキャプテン、中学3年時には副キャプテンを務め、チームのまとめ役を担った。
高校では本格的にサッカーに打ち込もうと、強豪の神戸弘陵に進学し、寮生活を送る。1年生のころから、3年生が引退後の新チームでスタメンに名を連ね、センターバックとして活躍を続けた。現在は主将としてチームをけん引する。身長174センチ、体重71キロ。
10、11両月に行われた兵庫県高校サッカー選手権大会では、神戸弘陵は2回戦から登場。星陵を8-0、県西宮を3-0で下し、準々決勝では報徳学園を1-0で破った。準決勝はAIE国際と0-0で引き分け、PK戦を3-1で制して決勝進出。決勝は三田学園に2-1で勝ち、2年ぶり13回目の優勝で全国出場を決めた。
準決勝まで無失点の堅守が光り、序盤に押し込まれたAIE戦では、今井選手の好守備が随所に見られた。決勝では三田に先制を許したものの追い付き、1-1のまま膠着状態が続いた。最後まで高い集中力を保った守備で追加点を与えず、終了間際の決勝点につなげ、チーム一丸で勝利をつかんだ。
全国大会は28日から来年1月12日まで、東京都ほかで開催される。全国48チームがトーナメントで争い、神戸弘陵は2回戦からの登場で、初戦は前年度優勝校の前橋育英(群馬)と対戦する。
今井選手は「選手権という憧れの舞台に立てることを本当にうれしく思います。キャプテンとしてチームを引っ張り、日本一をめざして頑張りたい。福知山は恩師や仲間がいるとても大切な地元。成長した姿を見せることで恩返しができれば」と闘志を燃やしている。
写真(クリックで拡大)=神戸弘陵で主将を務める今井選手









