「大人になってもサッカーを楽しもう」 11人制の選手権大会開く 福知山サッカー協会

2025年12月10日 のニュース

 大人になってもサッカーが楽しめる場を残そうと、福知山サッカー協会(片山哲朗会長)は7日、京都府福知山市勅使のエスラボで「第1回福知山シニア選手権大会」を開いた。近年減少傾向にある11人制の社会人サッカーの大会で、福知山、宮津、舞鶴から参加した5チームがトーナメントで戦い、グラウンドを駆けまわって競技を楽しんだ。

 同協会は1993年から「福知山社会人サッカーリーグ」を「Fリーグ」に改めて運営。最盛期の2005年には最大22チームが在籍し、1部から3部まであった。

 会社の同僚や高校部活動のOBによるチームが、名前やユニホームにこだわりながら参加して盛り上がりを見せていた。しかし、5人制のフットサルや8人制のソサイチといった手軽な競技が人気を集め、本格的な11人制で年間を通じて試合を行う社会人チームは減少。現在、Fリーグに参加しているのは、他市のチームも含め、今回の選手権に出場した5チームにとどまっている。

 一方、同協会の調査では、出身者も含めた福知山のサッカー人口は小学生350人、中学生180人、高校生70人、社会人80人となっている。「サッカーで育った子どもたちが、いくつになっても思いきりサッカーができる環境を残したい」と、大人が楽しめるシニア選手権を企画した。

 大会では、今年のFリーグの成績をもとにトーナメントを組んだ。Fリーグには30~60歳代の選手がチームを作って参加しており、選手権大会でも互いに声を掛け合う姿が見られるなど、年齢の垣根を越えた息の合ったプレーでゴールを狙った。

 結果は、FCル・ミドが優勝し、2位がボアソルチ、3位が東舞レジェンドとなった。

 片山会長は「日本代表として戦うような選手の育成はもちろん、年齢や性別にかかわらず、多くの人がサッカーを楽しめる環境づくりを大切にしていきたい」と話している。


写真上(クリックで拡大)=優勝したFCル・ミド
写真下(クリックで拡大)=ボールを追ってグラウンドを駆ける選手たち

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