中六人部で秋まつり いつもの道に響く歓声 子のパン食い競争などで盛り上がる
2025年11月18日 のニュース
「第29回なかろく・にぎわい秋まつり」が16日、京都府福知山市下地の中六人部ふれあいセンターで開かれた。ピザづくり体験や地元農産物、飲食の販売をはじめ、歩行者天国となった道路で子どもたちが駆ける「ストリートパン食い競争」、住民の作品展など盛りだくさんで、多くの人でにぎわった。
中六人部地区の秋の恒例イベントで、住民でつくる実行委員会(北山哲史実行委員長)が主催した。
3年目で人気企画となったピザづくり体験には、早くから参加者が詰めかけた。センター前にレンガ造りの本格的なピザ窯を設置し、焼き上がると香ばしい匂いが辺りに漂い、次の参加者を誘っていた。
「やってみたら楽しいのでは」と初めて企画したのがストリートパン食い競争。物干しざおに、ひもと洗濯ばさみで菓子パンを袋ごとつるし、口や手を使って取ってゴールする。普段は静かな田園地帯の生活道路に、走ったり跳んだりする子どもたちの元気な声が響き、周囲の大人たちはその様子を見守った。勢い余ってパンが袋から飛び出すほど豪快にかぶりつく子もいた。
ステージでは、福知山淑徳高校和太鼓部の演奏などが披露された。作品展には子どもたちの絵画や彫刻、住民の手芸品、俳句などが並んだ。
北山実行委員長(72)は「中六の秋といえばこのまつり。みんなで協力してできるし、やると地域が元気になるね」と話していた。
写真(クリックで拡大)=スタート地点の大人も興味津々。初企画のストリートパン食い競走








