改良機で準備万端 京都府立工業のチーム「臥龍」 あす全国高校ロボット大会出場へ

2025年10月24日 のニュース

 京都府福知山市石原、府立工業高校メカトロ部の生徒5人チーム「臥龍」が、25、26両日に福島県郡山市で開かれる「第33回全国高校ロボット競技大会」に出場する。1枠しかない出場権をかけた府大会で優勝し、同校として5年連続で全国進出を決めた。

 高校生たちが自作したロボットの性能や操作技術を競う大会。競技はリモコン操作型とプログラミングで動く自立型の2台を使って、制限時間3分間で異なる大きさのアイテムを指定された場所へ運び、置けた数や正確性で得点を競う。

 開催地の福島県にちなみ、競技コートは会津、中通り、浜通りなどのゾーンに分けられている。2台がそれぞれ決められたゾーンで、特産品の梨、ブドウ、白桃に見立てて配置されたソフトボール、ゴルフボール、野球ボールを回収して鶴ケ城エリアに並べたり、奥羽山脈エリアにある三角コーンの磐梯山に旗を立てたりする。

 ルール発表後、4月からロボット制作を始め、8月上旬に完成。昨年よりも良いモーターを搭載してスピードを上げ、アームも4本に増やしてさまざまなアイテムをつかめるように改良した。

 1カ月ほどルート選びや操縦技術を磨いて臨んだ8月30日の府大会には、3校7チームが出場。競技を2回行い1千点満点で高い方の得点で順位を決めた。1回目はアームの不具合などで得点が伸びず620点だったが、2回目はうまく修正して自己ベストの680点を記録。2位を300点以上離して優勝した。

 全国には38道府県から72チームが集まり、1回勝負で得点を競って上位24チームが決勝に進む。

 自立型ロボットのプログラミングを組んだリーダーの大川樹さん(ロボット技術科3年・綾部中出身)は「長らく予選突破をできていないですが、ロボットも操縦技術も過去一番良い状態です。本番まで練習を重ね、今年こそは上位に行きたい」と話している。

 臥龍のメンバーは次のみなさん。

 大川樹▽島田笙汰(ロボット技術科3年・六人部中出身)▽谷口魁琉(機械テクノロジー科3年・和田中出身)▽宮崎雄大(ロボット技術科3年・綾部中出身)▽衣川涼太(同2年・日新中出身)

写真(クリックで拡大)=チーム「臥龍」のメンバーとロボット

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