派手な色の看板で火災予防 古里の山を守るため桃映中生徒が原案
2025年10月22日 のニュース
京都府福知山市北小谷ケ丘の桃映中学校(足立高広校長)の生徒が原案を考えた火災予防看板が完成し、制作を依頼していた地元の大堀区自治会(河谷寅夫会長)に渡された。
同校2年生は毎年、自治会所有の山林で植樹体験をしていて交流がある。日本を含め世界各地で山林火災が相次いだことから同自治会が今夏、火災予防の看板原案を同校に依頼していた。
生徒会役員と学級委員がデザインやイラストを描けるアプリも活用して原案を考えた。最終的に「木や森を守ろう」「山火事を起こさない」など短い言葉の啓発標語と、見た人がすぐに分かるように赤や黄など派手な色を背景にした4点を選出。うち1点は同じデザインで2枚、計5枚の看板を業者に依頼して制作した。
同校校長室でこのほど、生徒会の本部委員、3年学級委員の2人の生徒が、同自治会の河谷会長、外賀優副会長に、91センチ×65センチの看板を渡した。生徒は「植樹した山がいつまでも続くようにとの思いを込めました」と伝え、河谷会長は「長く使い、防災と火災予防に役立てば。立派な看板です」と喜んだ。
山林の入り口が5カ所あり、1枚ずつ設置する。
写真(クリックで拡大)=看板を持つ河谷会長(左から3人目)ら