「広がれオレンジのまちづくり」 地域共生社会の実現へ、福知山市がプロジェクト始動 20日には第1弾のイベントも

2025年09月05日 のニュース

 京都府福知山市は、高齢者や子育て家庭、障害のある人、さまざまな国籍の人ら、全ての人が安心して暮らせる地域共生社会の実現をめざす「オレンジのまちづくりプロジェクト」を立ち上げた。20日には、その第1弾の取り組みとして、誰もが一緒に楽しめるイベントを市役所隣のハピネスふくちやまなどで開く。

高齢・障害・児童の各分野で行われていた啓発や支援活動に共通するオレンジ色をシンボルカラーとして、市は「オレンジのまちづくり」を掲げている。さらに市内に広げるため、同プロジェクトを始めた。

イベントは、行政だけでなく、地域とともに進めようと、市内の約20団体の協力を得て開催。「地域のみんなでつながるイベント」と銘打ち、世代や立場を超えて参加できる催しを企画した。

ハピネスでは、桂三扇さんと音扇亭勝丸さん(古木勝也医師)による落語、福知山障害児(者)親の会や福知山自主防災ネットワークの活動報告会、寸劇などの舞台発表のほか、先着100人の子ども食堂(子ども無料、大人100円)などが予定されている。

内記二丁目の市総合福祉会館では、フォーなどベトナム料理を作る「多文化クッキング&交流会」(先着25人、要予約)をし、防災コーナーを設置する。市役所2階の談話室では100円で誰でも利用できる認知症カフェなどがある。

大橋一夫市長は「イベントを通じて、地域の誰もが自分事としてオレンジのまちづくりを考えるきっかけになれば」と話している。

参加無料。午前9時から午後4時まで。問い合わせは市社会福祉課、電話(24)7088へ。

同プロジェクトは12月までに6つのイベントを予定しており、第1弾と第5弾が新規の催し。それ以外は市内で毎年行われてきた既存イベントをプロジェクトの枠組みに組み入れ、地域共生の取り組みを広げる。

各イベントの日程や内容などは次の通り。
【第2弾】ふれあいふくしフェスタ▽10月11日午前10時~午後4時▽ハピネスふくちやま▽舞台発表、体験や販売各コーナー
【第3弾】スポレクフェスタ▽10月13日午後1時30分~4時30分▽三段池総合体育館▽スポーツレクリエーション
【第4弾】介護の日大作戦▽11月8日午前11時~午後3時▽福知山駅北口公園▽舞台発表、模擬店
【第5弾】ベビーファースト推進イベント▽12月7日午前10時~午後4時▽市武道館▽親子イベント、シンポジウム
【第6弾】市社会福祉大会▽12月13日午後1時~4時▽ハピネスふくちやま▽表彰、講演会


写真(クリックで拡大)=第1弾のイベントに参画する各団体の代表者ら

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