成美高ビーチバレーボール部 全国、近畿大会でW優勝 

2025年09月01日 のニュース

橘・長田ペアが全国48ペアの頂点

 京都府福知山市水内の福知山成美高校ビーチバレーボール部の橘柚希選手(3年)と長田瑠菜選手(2年)のペアが「JVA第29回全日本ビーチバレーボール高校選手権大会女子(マドンナカップ)」で、奥田ひより選手と冨安彩選手の3年生ペアは「第11回近畿ビーチバレーボールジュニア大会」でそれぞれ優勝した。

 マドンナカップは8月8日から10日まで、愛媛県伊予市の五色姫海浜公園で開かれた。橘・長田ペアは6月にあった京都府予選会で1位になり、各都道府県1枠の出場権を得た。

 橘選手は明峰中(富山)、長田選手は浜の宮中(兵庫)の出身。ともに中学時代からクラブチームでビーチバレーに取り組み、高校でも成美で技術を磨いてきた。強打は少ないが、コースを狙ったショットと粘り強いレシーブが持ち味という。

 本大会は開催地枠の1チームを加えた48チームでトーナメントを実施し、3セットマッチ(2セット先取制)で競った。橘・長田ペアは栃木、山形、茨城、愛媛のペアをいずれもセットカウント2-0で破って決勝戦へ。決勝の相手も愛媛のペアで、強風が吹き荒れる中での試合となった。

 風に苦しみ、1セット目は落としたが、トスを低くするなど工夫して立て直し、相手の隙を突くスパイクもさえて逆転勝ち。見事、全国制覇を果たした。

 2人は「信じられなくて実感が湧きませんでした。緊張もあったけれど楽しんでやれてよかったです。優勝できてうれしい」と喜びを語った。橘選手は「国民スポーツ大会にも出るので優勝をめざし、大学でも日本一を達成したい」、長田選手も「レベルアップして来年も日本一を狙います」と意気込んだ。

奥田・冨安ペアは近畿ジュニアで

 高校生による近畿ジュニア大会は3日、大阪府泉南郡のせんなん里海公園ビーチバレー競技場であった。奥田・冨安ペアは、マドンナカップへの出場をかけた府予選会で2位となり、出場権を得ていた。

 奥田選手は東輝中(亀岡市)、冨安選手は知多中(愛知)の出身。奥田選手が拾い、高身長の冨安選手がスパイクを決めるという役割分担が明確なペアで、集中力を武器にしている。

 女子の部には近畿一円から21チームが出場。3チームずつの予選リーグを行い、1位チームのみが進出する決勝トーナメントで順位を決めた。試合は1セットマッチで行った。

 決勝トーナメントでは武庫川女子(兵庫)、教育センター(大阪)、門真なみはや(同)と対戦。「一番危なかった」という武庫川女子戦では、終盤まで3点差を追う展開だったが、盛り返して21-19で勝利。その勢いのまま残り2試合も21-14、21-9で制し、頂点に立った。

 奥田選手は「昨年2位の悔しさを晴らせてよかったです」とし、冨安選手は「マドンナカップに行けなかった悔しさをぶつけ、勝ててうれしいです」と話していた。


写真(クリックで拡大)=W優勝を果たした橘・長田ペア(右)と冨安・奥田ペア

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