福知山城公園でお茶エキスポ お茶と食をテーマに料理やスイーツを提供

2025年07月22日 のニュース

 銘茶の産地・中丹地域の茶文化を発信するお茶と食のイベント「お茶エキスポ」(実行委員会主催)が19日、京都府福知山市の福知山城公園一帯で開かれた。地元産のほうじ茶や煎茶、抹茶などを使ったジビエ料理、ハンバーガー、プリンなどが販売され、訪れた人たちが、茶の豊かな香りとともに料理を楽しんだ。

 実行委は京都府中丹広域振興局と茶の生産、販売者らで組織している。食のイベント「ファーマーズテーブルズ」を手掛ける福知山フロント株式会社と共催し、内記六丁目の山城屋茶舗の協力を得て、地元の飲食店と茶のコラボメニューが多く用意された。

 福知山、舞鶴、綾部の3市は、全国茶品評会で何度も農林水産大臣賞を受賞した高品質な茶の生産地としても知られる。

 昼ごろには気温がぐんぐん上昇。大粒の汗をぬぐいながら登城坂を上がる来場者には、冷たい水出しの中丹産玉露が振る舞われ、ひと息つく姿が見られた。中には「おいしいですね。どこのお茶ですか」と興味を持ち、茶葉を買い求める人もいた。

 銅門番所では、日本茶インストラクターによる福知山産の玉露や抹茶を使った淹れ方体験会が開かれ、参加者が茶葉の特徴などを学びながらゆったりと茶を味わった。家族4人で訪れた原田海斗君(惇明小5年)と莉奈さん(同2年)は抹茶を飲み、「本格的なのは初めてで、良い匂いがしたけどめっちゃ苦かった。大人になったらもう一回挑戦してみたい」と笑顔を見せた。

 福知山成美、福知山淑徳、福知山三和分校などの高校生による茶を使ったオリジナルスイーツの販売も人気を集め、早々に売り切れるものもあった。


写真(クリックで拡大)=多くの人でにぎわう会場

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