アメリカ発祥、スクエアダンスパーティーに全国から120人 

2025年07月16日 のニュース

 アメリカ発祥のスクエアダンスを楽しむサークル「福知山ブラックビーンズ」(横山浩子代表)が13日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで初のダンスパーティーを開いた。華やかな衣装に身を包んだ愛好家が、北は東北、南は九州まで全国各地から約120人集まり、軽快なリズムに合わせて踊りを楽しんだ。

 スクエアダンスはカントリーミュージックなどに合わせて8人1組で手を取り合い、コーラー(指示役)の英語の掛け声に従って隊形を変えながら踊るフォークダンスの一種。コーラーが出す指示は決まっておらず、毎回違う動きになるのが魅力の一つで、年齢を問わず誰でも始められ、瞬時の判断が求められるため頭の体操にもなるという。

ゼロからの挑戦 夢の舞台ついに実現

 同サークルは代表の横山さん(72)が2012年に立ち上げた。夫の転勤に伴い各地でダンスサークルに所属していたが、15年前に移住した福知山には、スクエアダンスを踊る場がなかった。

 ないなら自分で作ろう-と、仲間を募り、最初は数人からスタート。現在は50代~70代の26人が所属し、週2回の練習のほか桃映地域公民館で体験講座も開くなど活動を広げている。

 「移住直後は知り合いもおらず、ゼロからのスタートでしたが、いつか福知山で大きなパーティーを開くことが目標であり夢でした」と横山さん。コロナ禍も過ぎ、メンバーも増えた今がその時だと、パーティーを企画。知り合いの人気コーラーに出演を依頼し、全国に参加を呼びかけると応募が相次ぎ、すぐに定員に達した。

 当日は仙台、名古屋、愛媛県松山市など全国各地から愛好家が集結し、グループごとにそろえた華やかな衣装が会場を彩った。ダンスが始まると、コーラーのテンポの良い指示に合わせて踊るうちに参加者たちのボルテージも上昇。踊り終える度に拍手や歓声が湧き起こった。

 パーティーの後半には初開催を祝うセレモニーもあった。

 横山さんは「夢をかなえることができて感無量です。サークルの仲間たちにもスクエアダンスの醍醐味を感じてもらえたと思う」と語り、「長年の目標は達成しましたが、これからはスクエアダンスの楽しさをもっとたくさんの人に知ってもらえるよう、活動を続けていきたい」と笑顔で話していた。

写真上(クリックで拡大)=華やかな衣装を着て踊った
写真下(クリックで拡大)=セレモニーで感謝の思いを語る横山さん

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