「大きな実に育ってね」三和学園小学3年生、ブドウ園で摘果体験

2025年07月08日 のニュース

 京都府福知山市三和町千束、小中一貫教育校・三和学園(藤森和夫校長)の小学3年生12人が4日、古里の特産品「三和ぶどう」(マスカットベリーA)の果樹園で、摘果作業を体験した。児童たちは真剣な表情で手を動かし、大きな実になるよう、丁寧に間引いていった。

 地元の歴史、産業などを知る三和創造学習の一環。30アールの吉見ぶどう園を管理するブドウ農家、吉見篤一さん(53)が毎年協力していて、薬剤で種を無くして実を大きくする「ジベレリン処理」も、6月に取り組んだ。

 この日は、「ブドウが成長した姿を想像して、実が膨らむのに余裕ができるよう、隙間を空けていって」と、吉見さんから助言を受け、ハサミで小さい実などを切り落としていった。

 男子児童は「実が詰まりすぎているところを探すのは難しいけど、切っていく作業は楽しいです。早く食べてみたい」と話し、汗だくになりながら熱心に作業していた。

 9月初旬には収穫も手伝い、とれたブドウの一部を食べたり、保護者に販売したりする予定にしている。


写真(クリックで拡大)=真剣な表情で作業した

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