「ホッホッ、ハハハ」心も体も元気に 笑いヨガで健康増進 東京の講師を招いて開催
2025年06月17日 のニュース
京都府福知山市川北の「川北いきいきサロン」(池田睦子代表)は14日、地元の川北公会堂で笑いヨガ講座を開いた。東京都八王子市在住の松山ほづみさん(66)を講師に招き、住民たちが笑顔いっぱいで体を動かしながら、楽しそうな笑い声を響かせた。
笑いヨガ(ラフターヨガ)は、ヨガの呼吸法と笑いを組み合わせた健康体操の一種で、インド人医師によって考案された。ストレス軽減や免疫力向上につながるとされ、脳の活性化なども期待される。
年に5回ほど開くサロンで笑いヨガ講座をするのは今回が初めて。
義母の「姫髪」欄 投稿がきっかけ
きっかけは、川北地区に住む松山さんの義母・みゆきさんが、2月5日付の両丹日日新聞の「姫髪」欄に「笑いヨガ」と題して寄せた投稿文だった。
投稿では、夫を亡くして元気をなくしていた時に、息子の妻(松山さん)から笑いヨガを勧められ、前向きになれた体験がつづられていた。これを読んだ池田代表がみゆきさんに話を聞いたところ、松山さんが笑いヨガ講師であることが分かり、帰省に合わせて講座が実現した。
40人の笑い声で活気
同サロンの参加者数は平均して15人ほどというが、今回の講座には倍以上の約40人が参加した。
初めに松山さんが、笑うことが体に与える良い影響などを伝えてからヨガを開始。「5歳児になったつもりで無邪気に取り組んで」との呼びかけどおり、住民たちは生きいきとした様子で体を動かした。
最初は恥ずかしそうにしていた人も、松山さんの面白い声掛けや思い切り笑う住民たちにつられ、どんどん笑顔に。時折、深呼吸をはさみながら、手をたたいたり、近くの人と一緒に体を動かしたりしながら、最後には決め言葉の「ホッホッ、ハハハ、イエーイ」と元気な声をそろえた。会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれていた。
参加した地元の女性(81)は「初挑戦でしたが先生の人柄もあって、笑って笑って笑い倒しました」と笑顔。松山さんは「参加されたみなさんの雰囲気がとてもよく、私自身も楽しい時間を過ごせました」と話していた。
写真(クリックで拡大)=笑顔いっぱいで体を動かした
写真(クリックで拡大)=講師を務めた松山さん