備蓄米、市内の店頭にいつ並ぶ? 大手小売業者の店舗「できるだけ早く」も販売時期は未定
2025年06月03日 のニュース
随意契約で売り渡しされる政府備蓄米について、大手小売業者らが、首都圏の店舗などで先行販売を始めている。全国の店舗でも順次販売される予定で、時期は未定だが、京都府福知山市内のドラッグストアやディスカウント店などでも店頭に並ぶと見られる。
流通大手のイオンは2022年産米を2万トン申し込み、1日から東京の1店舗、2日からは千葉、愛知、大阪の計3店舗で先行販売。このほかの全国の店舗について担当者は「多くのお客様が手にとっていただけるように、調整でき次第、なるべく早くお届けしたい」と話している。販売価格は、販売日や店舗によって異なるが、東京の店舗では5キロ2138円(税込み)。
このほか、福知山市内に店舗を展開する主な企業のニュースリリースや農林水産省の広報資料によると、コスモス薬品は22年産2万トン▽パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(MEGAドン・キホーテなど)は22年産1万5千トン▽サンドラッグ(ダイレックスなど)は22年産1万2866トン▽PLANT(プラント)は21年産80トンなどを買い入れている。
すでに都市圏で先行販売している事業者があるが、そのほかの全国の店舗では「6月初旬から順次販売」「6月上旬から中旬にかけて順次販売」などとしている。販売の告知に関しても、「店頭やアプリ内で知らせる」とするほか、公平性の観点から「発売日や販売量を事前に告知せず、準備ができた店舗から順次販売する」とし、各店への問い合わせを控えてほしい-とする事業者もある。
いわゆる「古古米」(22年産)や「古古古米」(21年産)について、市内の消費者に購入する意思を聞いたところ、「お米はおいしいものを食べたいので、買おうとは思いません」(70代女性)という人がいる一方、「古古米は、子どものころに食べたことがあり、おいしくなかったように思います。でも、昔と違って保存状態が良さそうなので、チャンスがあれば買ってみようかと。安いですし」(70代男性)との声もあった。
写真(クリックで拡大)=市内の販売時期は未定となっている(イメージ写真)