新文化ホール再検討委「建設候補地は中心市街地で」9カ所に絞り込み
2025年05月28日 のニュース
京都府福知山市が整備をめざす新文化ホールを巡り、市民委員らで構成する基本計画再検討委員会は27日、建設候補地を中心市街地エリアとすることで全会一致した。これまでは郊外を含めて、20カ所を候補地として議論していたが中心市街地の9カ所に絞った。
今回で6回目となる会合は、中ノの市厚生会館で開かれた。4月のサウンディング型市場調査で受けた、民間企業の意見を踏まえ、建設候補地は集客面などから市街地エリアを押す意見が相次ぎ、そこからさらに絞って中心市街地エリアとすることを多数決で決めた。
一方、ホールの席数については意見が分かれた。これまで800席~1200席の規模で検討をしてきたが、「800席~1千席」か「1千席~1200席」のいずれかで方向性を決めようとしたが、結論は出なかった。
事業手法については、公民連携を推奨することで決まった。
再検討委では、市が2023年7月に策定し、市厚生会館を取り壊して新たな文化ホールを建てることなどを決めていた基本計画の内容全てを見直している。委員長は市社会福祉協議会の夜久豊基会長。次回会合は6月の予定。
市は検討委での議論の結果をもとに改定した計画を今夏に策定したい方針。
写真(クリックで拡大)=全会一致で建設候補地を中心市街地エリアとした