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2025年05月21日 のニュース
夜になると、福知山市奥榎原山野地区のクリ園で黄色の光が点灯している。正体はクリを食害する害虫を寄せ付けない「防蛾灯」。一晩中「丹波くり」を守っている。
防蛾灯は、クリ栽培ではやっかいなモモノゴマダラノメイガが嫌う波長の光を放つ。低農薬につながるという。
クリ園は栽培歴5年の森田弘樹さん(64)の所有で、約40アールの敷地内に筑波、美玖里、国見、丹沢、ぽろたんなど約250本が植わっている。
防蛾灯3基を設置した昨年は、収穫量全体の5・4%が虫食いだったが、森田さんは一昨年よりは虫食いの割合が低いとの効果が得られたと感じている。
今年もゴールデンウィークごろからともし、日没後から早朝まで黄色の光でクリ園を照らす。期間は9月下旬ごろまで。
無農薬を実践している森田さんは「今年も効果があれば、農薬がいらないということに確信が持てます。無農薬で栽培していきたいので、これからも使い続けたい」と話している。
写真上(クリックで拡大)=夜間に点灯する写真下(クリックで拡大)=防蛾灯
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