【緑綬褒章】福知山ハーモニカ同好会 心温まる音色を届けて

2025年05月06日 のニュース

 京都府福知山市の福知山ハーモニカ同好会(足立常秋会長)が緑綬褒章を受けた。会は1978年に会員35人で発足。現在は男性10人、女性2人の計12人となったが、週1回の練習を続けていて、老人会行事や自治会などからの依頼を受け、年間10回ほどのステージに立ち、心温まる音色を届けている。

 レパートリーは30曲ほどあり、「見上げてごらん夜の星を」「高校三年生」など、昭和を生きた人たちが懐かしく感じる曲のほか、「おお牧場はみどり」「われは海の子」といった唱歌も。多くの人が口ずさめるものを選んで披露している。

 7年前からは、年1回の定期コンサートも開催する。ただ曲を聴くだけでなく、来場者も一緒になって音楽を楽しめるように-と、歌詞カードを全員に配布。演奏に合わせて、一緒に歌えるようにしている。

 ハーモニカの魅力について、2006年に入会し、長年会長も務めた岡田健夫さん(82)は「いつでもどこでも吹けて、癒やしの音色が心に響くところ。会員はみんな70代~80代ですが、腹式呼吸を使うので、健康増進にもつながっていて、みんな元気ですよ」と語る。

 足立会長(76)は「受章できたのは、長年活動を続けてこられた先輩のみなさん、そして市社会福祉協議会や市文化協会など、関係団体の支えがあったおかげです」と感謝する。

 今後は新規入会者も増やしたいといい、「興味のある人は毎週水曜日の午後1時30分から、市総合福祉会館で練習しているので、気軽に見に来てください」と呼びかけている。

 

写真(クリックで拡大)=癒やしの音色を届け続ける会員たち

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