地域防災に新たな力 市消防団に34人が入団
2025年04月09日 のニュース
福知山市消防団(小谷晴昌団長、28分団1454人)は6日、任命辞令交付式を京都府福知山市内記五丁目の惇明小学校グラウンドで行い、地域防災の新たな力となる新入団員34人を迎え入れた。団員たちは一丸となって地域の安心安全を守るため、決意を新たにした。
新団員に加え、階級の昇格者を対象に式典が開かれた。大橋一夫市長はあいさつで、新入団員に対して「全国的に消防団員の減少が大きな課題となっている中、地域を思う心を持って入団されたみなさまに心から感謝します。ぜひ地域を支える力として活動していただきたい」と温かく激励した。
続いて小谷団長が登壇し、新入団員代表の高橋孝士郎さん(下六分団)や昇格した部長、班長の代表者に辞令書を手渡した。その後の訓示では「部長、班長はこれから中核として分団を引っ張っていってもらうことになる。ぜひとも、市民の安心安全の向上、また地域住民の命と財産を守るために尽力願います」とエールを送った。
新入団員に向けては「一日も早く消防団員として必要な技術、知識の習得に努めてください。そのためには、分からないことは分からないままにせず、先輩、幹部に聞いて、一つでも多くのことを習得してほしい」と呼びかけ、成長への期待を寄せた。
式後には、階級別に訓練や研修が実施された。新入団員は基本動作などの訓練に励んだほか、幹部は人権研修などを5会場に分かれて受けた。この日は団員計425人が参加した。
写真(クリックで拡大)=辞令交付を受ける新入団員