福知山市が辞令交付 新採職員が決意の第一歩
2025年04月01日 のニュース
新年度の幕開けとなった1日、京都府福知山市の福知山市役所で新規採用職員への辞令交付が行われた。医療職を除く、一般職・専門職の計38人が大橋一夫市長から配属先を命じられ、地方公務員としての第一歩を踏み出した。
今年度の新規採用職員は、一般職27人、消防士6人、幼稚園教諭・保育士5人、医療職62人の計100人。辞令交付は市庁舎3階の応接室で行われ、職員たちは緊張した面持ちで大橋市長から辞令書を受け取った。
その後、5階の全議員協議会室に移動し、上垣有輝さん(22)を先頭に、新規採用職員全員で声をそろえ、「責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います」と力強く服務宣誓。新たな職務への決意が響き渡った。
大橋市長は新年度の一般会計予算などに触れながら、「この予算を使いながら、市民のみなさんにいかに満足度の高い行政サービスを提供していくかということが非常に大事になります。そこには厳しいこともあるかもしれませんが、それを糧に成長していってほしい。みなさんがこのまちを支えていくという思いで、ぜひ頑張っていただきたい」と激励した。
このあと、駅前町の市民交流プラザで研修がスタート。地方公務員制度やコンプライアンス、職員としての心構えなどを3日間かけて学び、研修後、それぞれの配属先での勤務が始まる。
福知山出身の杉山陽葉さん(22)は「市民のために、今後の福知山を持続させていけるよう頑張りたい」と気を引き締めていた。
写真(クリックで拡大)=初々しく服務宣誓をする新規採用職員(1日午前9時25分ごろ)