淑徳高100周年 記念誌作り在校生らに配布 校史や生徒の頑張り紹介
2025年03月28日 のニュース
創立100周年を迎えた京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校(山口剛校長)はこのほど、記念誌を発行した。学校の歴史や行事、生徒たちのコンテストや大会での活躍ぶりなどを掲載している。
淑徳高は1924年に福知山淑徳技藝學舎として開学。翌年被服科の走りとなる洋裁の学習を始めた。
48年に現在の校名に改称し、その後保育科、食物科、普通科が設置され、2001年には総合学科1科で全面男女共学となった。
記念誌は校内に製作委員会を設け、2023年6月から編集に着手。資料集めなどを進めた。
学校の沿革のほか、周囲からの恩に感謝し、自ら先んじて苦しい思いをせよ-との意味がある「感恩先苦」の精神を生徒たちに唱え続けた創設者の山口加米之助氏の半生などを紹介している。
また生徒たちがファッションコンテストや美術展で入賞した活躍ぶりや部活動、学校生活の様子などを知らせる両丹日日新聞の記事を掲載。卒業生、元教職員らの寄稿やメッセージ、昔の修学旅行や収穫祭などの懐かしい写真なども載せている。
記念誌はA4判、54ページ。600部作り、在校生や教職員、今年度の卒業生らに配った。残り約130部は希望者に1千円で販売する。
製作委員会代表の村上勝幸教諭(58)は「記念誌に載せるための資料集めが大変でしたが、多くの先人たちの思いや学校の歩みを冊子という形に残すことができて良かったです」と話している。
写真(クリックで拡大)=記念誌を持つ村上教諭