「サッカーをやりたい」中学生女子の受け皿に クラブチーム設立

2025年03月29日 のニュース

 一般社団法人福知山ユナイテッド(片野翔大代表理事)は、4月から中学生女子を対象にしたU15サッカークラブチーム「Frau」を設立する。現在は練習会を開くなどして、メンバーを募っている。

 福知山ユナイテッドは、市と協力して中学部活動の地域移行に取り組んでおり、中学生の年代の女子生徒が、部活動などでサッカーができる環境が整っていない状況を打開しようと、中学女子のサッカークラブを立ち上げることにした。

 U12女子サッカークラブチームの「リアンズ」が、昨年4月から福知山ユナイテッドに参画していることもあり、近くで切れ目なくサッカーが続けられる場所を-との思いも込める。監督は六人部中学校教諭で、JFA公認A級ライセンスを保有する小瀧悠貴さん(41)が務める。

 現在は、主に男子が所属する既存のU15サッカークラブチーム「FUFC」の練習日に合わせ、体験会を実施。25日には西小谷ケ丘の福知山公立大学グラウンドで体験会があり、六人部小6年の山崎琉愛さんが参加した。

 山崎さんは「小学5年からリアンズでサッカーを始めて、中学になってからも続けたいと思っていたので、Frauが設立されるのはうれしいです。発足から所属する予定なので、ほかにも多くの人に参加してほしい。一緒に楽しくサッカーをしましょう」と呼びかける。

 小瀧監督は「サッカー経験者も、初めての子も一緒に仲良く活動し、サッカーの楽しさを伝えるところから始めたい。ゆくゆくは、大会で上位に食い込めるようなチームにしていけたら」と意気込んでいる。

 体験会や今後の活動内容などは、福知山ユナイテッドのホームページで確認できる。体験会への参加、入会については、専用の申し込みフォームで受け付けている。

元なでしこ2人招き来月5日にイベント

 4月5日には、2011年に世界を制した元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の海堀あゆみさん、阪口夢穂さんを招き、設立オープニングイベントを市と共催で開く。Frau所属メンバーや市内在住の小学4~6年の女子児童らが、海堀さん、阪口さんとの合同トレーニングなどをする。

 JFAなどがU15女子サッカークラブチーム設立、運営に協力する「なでしこつぼみプロジェクト」の対象チームに選ばれ、その支援を受けて実施する。

 

写真(クリックで拡大)=設立に向けて体験会を開いている

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